霧島裂罅水炭酸泉とは
霧島山脈に気の遠くなるような長い年月を通じて降り続いた雨は、20を超える複合火山の地下をゆっくりと経巡り、様々な成分を溶かし込みながら岩盤を切り裂いて湧き出します。
この自然の水は「霧島裂罅水(れっかすい)」と呼ばれ、その裂罅水に人工的に炭酸ガス(1000ppm以上)を含ませたお湯が「霧島裂罅水炭酸泉」で、南九州では「和楽笑の湯」が初めて導入しました。
炭酸泉の入浴効果
炭酸泉に入浴してしばらく(5分~10分)すると、炭酸の細かい気泡が全身を包みます。やわらかいお湯はに リラックス効果 があり、日頃のストレスから一気に開放されます。炭酸の気泡が湯面で細かくはじけるため、”本物のマイナスイオン効果”も体感できます。
そして、驚きは湯上り後。皮膚が紅潮しているのが分かります。これは、皮膚より吸収された炭酸ガスを洗い流そうと毛細血管が拡張するため血流が良くなり、肌が紅く染まってくるのです。
心臓に負担をかけない入浴法ですので、ご高齢の方にも安心して入浴して頂けます。夏は低めの湯温でも体の芯から温まりますので、湯上りもサッパリしますし省エネにも貢献します。
冷え性に対する炭酸泉の作用
炭酸泉には炭酸ガスが含まれており、入浴するとそれが皮膚から体内に吸収されます。抹消の毛細血管は、”吸収された炭酸ガス”を”老廃物がたまっている”と勘違いし、追い出そうとして血液の流れを多くするため血管を拡張します。
すると、お湯の熱が抹消毛細血管内の血液をより温めることになり、温められた血液が全身に運ばれる結果、体全体が効率的に温められるのです。
炭酸ガスは二酸化炭素と同じで、体の中で必ず発生する代謝物質です。炭酸ガスが血液中に増えることは「酸素や栄養が使われた」ということですから、より新鮮な血液を供給するために血管が拡張し、血流も増えるというわけです。つまり、炭酸ガスを使って体をうまくだまして、血流作用を起こさせているのです。
※貧血、低血圧の方は最初は立ちくらみなどを起こす場合がありますのでご注意ください